精進料理
精進料理
精進料理とは
僧侶は日々の暮らしの中で修行としての食事をします。本来食事は朝の粥・汁・香の物という一汁一菜から始まり、昼の白米・汁・香の物オカズの食事のみです。
ただ、それだけでは夕方にお腹が減ってきますので、夕食を摂るのですが、本来夕食は「食事」という概念では捉えず、「薬食(やくじき)」という名前が付き、薬であると考えます。この薬食を肉、魚介類、ニンニクやニラ、タマネギ等の臭いのきつい野菜類を使わず、研究され創意工夫され進化してきたものが現在の精進料理と言われるものです。
※「懐石料理」はこの精進料理からの派生と言われてます。
ページの先頭に戻る高野山の精進料理の特徴
一番大きな特徴は、胡麻豆腐(ごまとうふ)を使う事です。
胡麻豆腐は昔、弘法大師がある民家に宿泊された際、亭主のもてなしとしてふるまわれたもので、大師は大変感動され、後世まで残すようにと言葉を残されたと言われます。
高野山の胡麻豆腐は白ゴマと吉野葛以外使わず、般若心経を唱えながら練るという独特の製法で、滑らかにまるでとろける口当たりは多くの方を虜にし、おみやげに最も喜ばれています。
ページの先頭に戻る高野山の胡麻豆腐
高野山の胡麻豆腐(ごまとうふ)
今から1200余年前の昔、弘法大師様が中国に遣唐使として渡られ仏教文学を学びました。その後帰国する際、薬草や食べ物について栄養面・医療面での知識も多く持ち帰られました。その中でも薬として珍重されていた胡麻を持ち帰り日本でも栽培をし、僧侶達の栄養源として長く伝えてきました。中でも胡麻を効率よく摂取するために白胡麻と葛をもちいて作られたのが、通常の豆腐のように大豆は使用していませんが、あまりにも豆腐の様に白いところから胡麻豆腐(ごまとうふ)と名付けられました。
高野山の胡麻豆腐は、昔ながらの製法を受け継ぎさらに最新の技術で胡麻の一粒一粒の皮をむき、胡麻独自の香ばしい風味と味覚をかもしだし、長い伝統を受け継いでいます。
胡麻のうま味だけをを取りだし上質の吉野葛と混ぜ合わせ、さらになめらかな舌触りの良い食感を出す独自の製法で仕上げます。
手間暇と心を込めて造り上げています。
ページの先頭に戻る胡麻豆腐の注意事項
日陰の涼しい場所で常温保存してください。冷蔵庫に入れると葛の成分が凝固し、風味を損ないます。
調理の際に熱しなようにしてください。どろどろに溶けてしまいます。
豆腐という名前がついておりますが、冷や奴のように鰹節やネギ生姜をのせると胡麻の風味が損なわれてしまいます。
ワサビと醤油だけでお召し上がり下さい。一番美味しく召し上がって頂けます。
[精進料理の一例]
昼食なら5,000円程度、宿泊なら12,000円程度で右のような料理になります。
※季節により内容は少し変わります。 ※胡麻豆腐(ごまとうふ)も含まれます。 |
昼食料金
昼食に関しては必ず2日前までに御予約ください。
ご昼食プラン ※柔軟に対応いたしますので御電話ください。 |
ご昼食(子供用) ※柔軟に対応いたしますので御電話ください。 |
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昼食プラン A
※精進料理です ※基本は本膳と二の膳 |
3,800円 | 膳切り (本膳のみの膳) |
大人料金の半額 |
昼食プラン B
※精進料理です ※料理はプランA + 1~2品 |
4,300円 | オムライス (不精進料理) |
1,600円 |
昼食プラン C
※精進料理です ※料理はプランB + 1~2品 |
5,400円 |
お子様ランチ (不精進料理) |
2,200円 |
全て税込み価格となっております。
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